*宇宙は数学の言葉で書かれている*

NHKアカデミアのウェブ公開収録の抽選に当たって参加した会の放送が6月28日午後10:45~Eテレでありました。
前にも村山斉さんのことを書いたことがありましたが、なんと今回(放送にはのらなかったのですが)ネット越しですけど直に質問してお話を聞くことが出来ました。

私が質問した内容は、村山さんが「銀河は少子高齢化している」とおっしゃったことについてで、
「それは天の川銀河のことですか?それともこの宇宙全体ですか?これから少子高齢化が進んだら宇宙はどうなってしまうのですか?」――ていう事を聞きました。

村山さんは「宇宙全体が少子高齢化しているけれど、銀河同士がぶつかることでまた新しい星が生まれます」と、
そして、「あと47億年したら、天の川銀河はアンドロメダとぶつかるんです。だから頑張って長生きすれば、すごい星空になるのを見れますよ」とおっしゃって、

私は、「じゃあ、頑張ります!」――っていう、そんなやりとりでした。

* * *

収録は楽しくあっという間でした。

実は、後から、聞いておけばよかったと思ったことがありました。
村山さんが初代機構長をしていたIPMUの研究の基礎となっているガリレオの言葉「universo é scritto in lingua matematica」に関連しているのですが、

”村山さんが思考する時の言語はなんですか?”――というのを聞きたかったです。

村山さんのお話を聞く度に何か特徴的なところがあると思っていたのですが、それは言葉がとても平易な事だと、今回、生い立ちを聞いてわかりました。
偉くなって日本に戻ってきてから、日本の偉い大人の人とお話しするのに言葉で苦労されたとおっしゃっていました。
基本的に思考する言語の成熟具合が思考自体のレベルに大きな影響を与えるのではないかと思うので、村山さんは文字通り宇宙のことを考える時には数学の言葉で考えているのかなって・・・

そんなことを番組収録の終わりぐらいに思いついて、でも、ここはこれから長い学びの時間のある人たちが優先だろうなって思って質問しませんでした。

いつか聞く機会があったらいいなと思っています♪

サイエンス

前の記事

*人生の意義*