*相対論の科学史*

ハルさんが読み終わってとても面白かったと感想と解説をしてくれました。


相対論の成り立ちについての科学史。アインシュタインの原著に書かれていることの他に、興味および研究スタイルや彼が受けた教育履歴から、実際はマイケルソン・モーリーの実験をほとんど意識することなく運動物体に対する電気力学の問題を契機としつつ物理学統一の基礎を探求したのだろうとありました。アインシュタインの受けた教育については、私も少し知っていたので、説得力を感じました。
これは1971年に書かれた解説ですが、ハルさんが相対論を習った時も通説通り、マイケルソン・モーリーの実験との関連が説明されていたそうです。どちらが正しいと言える問題でもないかもしれませんが、こちらの解説の方がもっと面白いと言っていましたし、私もそう思いました。