*コーヒーブレイクの思考実験② 本を読むこと*

以前、*コーヒーブレイクの思考実験① 地球温暖化と海洋*というタイトルでブログを書いて、大分しばらく経ちました。

お久しぶりの第2弾で、そんなに思考実験でもないのですが(^^ゞ、コーヒーブレイクの時にハルさんがしてくれた話が結構深かったのでそのことを書きます。

ハルさんの研究室の先生が時々おっしゃることに、
「テキストを読みこむというのは、著者がどういう気持ちでこの文章を書いたか、頭の中がわかるまで読んではじめて言えること」
というのがあるらしいです。
ここでいう、”どういう気持ち”とは、いわゆる物理的描像のことをいっていて、現象や概念をどういう風にイメージ化しているかということです。――例えば、ある物理法則を説明するのに、どういう例を思い描いているかっていう様なことといってもいいかもしれません。

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それに関して、ハルさんも思うところがあるらしく、ハルさんは、
”方程式の導出の途中に手順以外の文章が入っているのはあまり好きじゃない”らしいです。
まっさらな状態で現象の数式を最後まで自分本来の感覚で味わいたいのに、著者の描像が割り込んでくる感じがするのだとかで、
(*’▽’)「例えば、アニメなんかで、先に見た人から、”このシーン、後で重要だから覚えておいて!”と、横から口を出されたような感じ」なのだそう。

――なるほどね。