*父の楽しみ*
週末は運転免許を返納して車を手放すことにした父が、ディーラーさんまで最後の運転をした帰路を私の車で送りました。
実家の両親は札幌から80 kmほど離れた海沿いの美しい街に住んでいて、病院に通ったり買い物をするにも車は必需品でした。
これまでより不便になるだろうから少し気落ちしているかなと思ったところ、あっさりしたものであたらしい生活でのプランBを用意していて、厳しい自然の中で自分たちの力だけで頑張ってきた開拓民の血が流れているなぁと感心しました。
父が車を手放すきっかけというのは、視力が落ちてしまったためで、もう眼科で治療したり、眼鏡で補正したりという事でどうにかなるようなものではないという話でした。実はその少し前に私は共著の本を父に送っていて、そのことでチリチリと胸が痛みました。
「そんなに視力が落ちていたのに、知らずに本を贈ってしまって…」
と、話すと、父も母も、「車の運転には支障があるらしいのだけれど、本は普通に読めるので、家にいる時間が増えた今本を贈ってもらって良かったよ。すごく面白い!」という事でほっとしました。
父に面白いと言ってもらった本はこちらです(*^^*)