*きほんの”気”:気象と気候②*
少し時間が空いてしまいましたが、気という漢字のもつ意味がわかったところで、それでは本題にはいりましょう。
気象とは
地球の表面をおおっている、窒素や酸素、水蒸気などの気体の混合物を大気といいます。
気象とは、この大気の状態や、その中で生じるさまざまな現象のことを意味します。たとえば、気温や、気圧、湿度などは大気の状態を示すものです。
また、それら大気の状態の変化によって、雲が出来たり、雨や雪が降ったり、霧がかかったりするようなことや、春に多く見られる黄砂や、噴火などで火山灰が降ってくること、虹や雷、稲妻なども大気中で生じる現象として、気象に含まれます。
気象は、時間によって変化するもので、それが影響を受ける範囲や継続する時間はさまざまです。継続時間が長い現象は広い地域に影響を与える傾向があります。
ちなみに、一日や数日の間の気象の状況を表す言葉が天気です。