*月のみかけの大きさのお話*
昨日は中秋の名月でした。仕事で遅くなった友だちが、”仕事で遅くなった帰り道、真上に小さな月が出ていた”とお話ししていたので、このお話を書くことにしました(*^^*)。
お月さまは昇り立ての時はあんなに大きいのに真上に来るととっても小さく見えます。これは錯視によるものだというのはよく知られていますよね。
今、主流といっていい説は、実験結果から得られた仮説で、月までの見かけ上の距離で本当の大きさを補正してしまうというものです。地平線の方が真上よりも遠いと人は感じてしまうので、遠くにあるはずの同じ大きさに見えるものは、同じ距離に持ってきたら大きいはずと思って錯視してしまうのだとか。でもこの説にも反論があって今は複合的な心理的原因で大きく見えるっていうのが最も確からしいみたい(なんにも説明していないみたいな文章ですが(;^ω^))。
ところでところで、実は月は本当は地平線にある時と真上にあるときで同じ大きさではないんです!本当は真上に来た時の方が地平線に上ったばかりの時よりも月は地球に近づいているのできちんと測るとちょっと大きいのです。そういう観測的事実があっても地平線に昇った時の方がずっと大きく見えるというのは、人がものを見るという仕組みの不思議さを感じますね。